「これだけ働いているのに、なぜ給料が上がらないんだろう……」
毎月の給与明細を見ながら、そんなことを感じていませんか?
仕事には慣れた。
任される仕事も増えた。
責任も以前より重くなった。
それなのに、思っていたほど給料は増えていない。
さらに、
物価は上がる。
住宅ローンや家賃もある。
子どもの教育費もかかる。
老後のお金も気になる。
こうした状況が続けば、
「このまま会社の給料だけを頼りにしていて大丈夫なのか?」
と不安になるのも無理はありません。
ただし、ここで注意したいことがあります。
給料が上がらない=すぐ転職する、副業を始める、投資をする
と決める必要はありません。
なぜなら、給料が上がらないときに取れる対策は一つではないからです。
まず確認したいのは、
「なぜ自分の給料は上がらないのか?」
です。
会社の給与制度に原因があるのか。
自分の評価や役割に原因があるのか。
そもそも今の会社では、大幅な年収アップが難しいのか。
原因によって、取るべき行動は変わります。
この記事👇では、
給料が上がらない会社員が今すぐやるべき5つの対策
を順番に整理します。
いきなり会社を辞めたり、大きなお金を使ったりする必要はありません。
まずは、
「今の会社で給料を上げる余地があるのか。それとも会社以外の選択肢を増やすべきなのか」
ここから確認していきましょう。
給料が上がらないとき、最初に確認したいこと
給料が上がらないと、
「自分の努力が足りないのでは?」
と思ってしまうことがあります。
しかし、必ずしもそうとは限りません。
給与は、自分の努力だけで決まるものではないからです。
たとえば、
会社の給与テーブル
昇給制度
役職
評価制度
業界全体の給与水準
会社の業績
などにも左右されます。
つまり、どれだけ頑張っても、今いる会社の仕組み上、大きな昇給が難しい場合もあります。
逆に、
「昇進すれば給与が大きく変わる」
「資格手当がある」
「成果によって評価が変わる」
という会社なら、今の会社で収入を増やせる可能性があります。
だから最初から、
「転職しかない」
「副業しかない」
と決めないことです。
まず、
自分の給料が上がらない原因を確認する。
そのうえで、次の5つから自分に必要な対策を選びます。
給料が上がらない会社員が今すぐやるべき5つの対策
対策① 今の会社で給料が上がる条件を確認する
最初に確認したいのは、
「今の会社にいながら給料を上げられるのか?」
です。
意外とここを確認しないまま、
「うちの会社は給料が上がらない」
と思っている人もいます。
まず確認するのは、
昇給の条件
評価基準
昇進・昇格の条件
資格手当
役職手当
賞与の評価基準
などです。
たとえば、
「あと一つ上の役職になれば年収が50万円上がる」
のであれば、転職するより今の会社で昇進を狙った方が現実的かもしれません。
反対に、
「最高評価でも昇給はほとんど変わらない」
のであれば、今の会社だけで大幅に収入を増やすのは難しいと判断できます。
大切なのは、
なんとなく「上がらない」と思うのではなく、どこまで上がる可能性があるのかを確認することです。
対策② 自分の市場価値を確認する
次にやることは、
会社の外から自分を見ることです。
同じ会社に長くいると、
自分の経験が社外でどれくらい評価されるのか分からなくなります。
営業。
管理。
接客。
技術。
事務。
マネジメント。
業界知識。
資格。
自分では「普通」と思っている経験でも、別の会社では評価される可能性があります。
求人情報を見るだけでも、
「自分の経験なら、このくらいの年収なのか」
「このスキルがあれば、さらに条件が上がるのか」
といったことが見えてきます。
ここで重要なのは、
転職サイトを見る=会社を辞める
ではないということです。
今すぐ転職しなくても構いません。
自分の現在地を知るために、外の市場を確認する。
それだけでも十分意味があります。
対策③ 今までの経験に「新しいスキル」を一つ足す
市場価値を確認した結果、
「もう少しスキルが必要だな」
と感じることもあるでしょう。
その場合、40代であれば特に、
すべてをゼロからやり直そうとしないこと
が重要です。
これまでの経験に、新しいスキルを一つ足します。
たとえば、
営業経験 × Webマーケティング
管理職経験 × AI活用
業界知識 × Webライティング
事務経験 × ITスキル
という考え方です。
20年前後働いてきた人なら、すでに何らかの経験を持っています。
その経験を捨てて別人になる必要はありません。
「今持っているものを、どう価値に変えるか」
という視点で考えてみてください。
対策④ 会社以外の収入源を小さく試す
今の会社ですぐに給料が上がらず、転職もまだ考えていないのであれば、
会社以外から収入を得る経験を作る
という方法もあります。
ここで重要なのは、最初から月5万円、10万円を目指さないことです。
まずは、
不用品を売る。
自分の経験を活かせる仕事を探す。
Webライティングを試す。
ブログなどの情報発信を始める。
など、小さく始めます。
月3,000円でも5,000円でも、
「会社の給料以外から自分で収入を得た」
という経験には意味があります。
ただし、副業には向き不向きがあります。
勤務先の就業規則や税務上の扱いなども確認したうえで進めてください。
副業は、会社を辞めるためだけのものではありません。
給料だけに依存しない状態へ少しずつ近づく方法の一つです。
対策⑤ 支出と資産形成を分けて考える
そして最後は、
「収入を増やすこと」と「手元に残すお金を増やすこと」を分ける
ことです。
給料が上がらないと、
「もっと稼がなければ」
と考えがちです。
しかし、
毎月いくら使っているのか。
固定費はいくらなのか。
いくら貯蓄できているのか。
ここが分からなければ、収入が増えてもお金が残らないことがあります。
まず家計を把握する。
そのうえで余裕資金ができたら、資産形成について考える。
この順番です。
そして注意したいのが、
投資を「給料が上がらない問題を一発で解決する方法」にしないことです。
投資には元本割れなどのリスクがあります。
収入を増やすことと、長期的に資産を形成することは別の問題として考えた方が安全です。
あなたはどこから始める?給料が上がらない会社員の簡易診断
ここまで5つの対策を紹介しました。
ただ、
「結局、自分は何から始めればいいの?」
と思う方もいるでしょう。
次の項目で、自分に当てはまるものを確認してみてください。
□ 1. 今の会社の昇給条件をよく知らない
□ 2. 自分と同じ経験・職種の求人年収を調べたことがない
□ 3. 今の会社以外で自分が通用するのか分からない
□ 4. ここ1年以上、新しいスキルをほとんど学んでいない
□ 5. 会社以外から収入を得た経験がない
□ 6. 毎月いくら使っているのか正確には把握していない
□ 7. 給料が上がらないことに不満はあるが、具体的な行動はしていない
□ 8. 転職・副業・投資のどれを始めればいいのか迷っている
□ 9. 「そのうち給料が上がるかもしれない」と何年も待っている
0〜2個|まず現状確認タイプ
今すぐ大きく働き方を変える必要はないかもしれません。
まず、
「今の会社では、今後どこまで給料が上がる可能性があるのか?」
を確認してください。
昇給制度や評価基準が分かれば、今の会社で頑張るべきなのか、別の選択肢を考えるべきなのか判断しやすくなります。
3〜5個|選択肢を増やしたいタイプ
給料への不満だけでなく、
「このまま今の会社だけで大丈夫なのか?」
という不安も出始めている状態かもしれません。
自分の市場価値を確認したり、新しいスキルを一つ身につけたり、会社以外の収入源を小さく試したりしてみてください。
いきなり転職する必要はありません。
会社員を続けながら選択肢を増やすことはできます。
6個以上|会社依存を見直すタイプ
給料が上がらないことそのものより、
「今の会社以外の選択肢が少ないこと」
が不安を大きくしている可能性があります。
だからといって、焦って会社を辞める必要はありません。
まず、
自分の市場価値を確認する。
経験を棚卸しする。
家計を確認する。
副業などを小さく試す。
このように、一つずつ会社以外の選択肢を増やしていきましょう。
実体験|私は「会社以外で稼ぎたい」と焦って遠回りした
私自身も、
「このまま会社の給料だけで大丈夫なのか?」
と考えたことがあります。
給料が急に大きく増えるわけではない。
将来のお金も気になる。
だから、
「会社以外でも収入を作らなければ」
という気持ちが強くなっていきました。
しかし当時の私は、
収入を増やす方法を冷静に考えるより、「早く稼げる方法」を探してしまいました。
かなり昔の話ですが、当時はいわゆる「情報商材」も多くありました。
「この方法なら稼げる」
「短期間で大きな収入を作れる」
そんな言葉を見るたびに、
「これなら会社の給料以外に収入を作れるかもしれない」
と思ってしまったのです。
結果として、私は合計で約100万円を使ってしまいました。
期待したような結果にはつながりませんでした。
家族にも言えず、一人で抱え込みました。
今振り返ると、問題は、
給料が上がらなかったことだけではありません。
「収入を増やしたい」という焦りから、
自分の市場価値を確認する。
今持っている経験を活かす。
小さく副業を試す。
家計を確認する。
そうした地味でも現実的な方法を飛ばして、
一気に状況を変えようとしてしまったこと
が問題でした。
この経験から学んだのは、
収入を増やす方法に、一発逆転を求めないことです。
給料が上がらないからといって、焦って大きなお金を使う必要はありません。
まずは今の会社でできることを確認する。
自分の市場価値を知る。
必要ならスキルを増やす。
会社以外の収入を小さく試す。
この順番で十分です。
給料が上がらないときほど、
「早く稼ぐ方法」ではなく「自分の選択肢を増やす方法」を考える。
私はこの考え方が大切だと思っています。
給料が上がらない会社員によくあるQ&A
Q1. 給料が上がらないなら転職した方がいいですか?
A1. 給料が上がらないという理由だけで、すぐ転職する必要はありません。
まず確認したいのは、
今の会社に給料が上がる余地があるのか
です。
昇進や評価によって年収アップが期待できるなら、今の会社に残る選択肢もあります。
一方で、給与制度上ほとんど上がらず、同じ経験でも他社の方が高く評価されているのであれば、転職を検討する材料になります。
辞めてから考えるのではなく、まず市場を確認して比較しましょう。
Q2. 会社に給料アップを交渉するのは意味がありますか?
A2. 会社の制度によります。
給与が明確な評価制度や役割によって決まっている場合、単純に「給料を上げてください」と伝えるだけでは難しいこともあります。
その場合は、
「次の評価へ上がるためには何が必要なのか」
「どんな成果や役割が求められているのか」
を確認した方が具体的です。
給料そのものではなく、給料が上がる条件を確認する
という考え方です。
Q3. 給料が上がらないなら副業を始めるべきですか?
A3. 副業は選択肢の一つですが、全員に必要とは限りません。
今の会社で年収アップが期待できる人もいます。
転職によって収入が上がる人もいます。
スキルを身につけることを優先した方がいい人もいます。
副業が向いているのは、
「本業を維持しながら会社以外の収入源も試してみたい」
という人です。
まず小さく試し、自分に合うか確認してみる方法があります。
Q4. 投資をすれば給料が上がらなくても大丈夫ですか?
A4. 投資と給料の問題は分けて考えた方がいいでしょう。
投資は資産形成の方法の一つですが、必ず利益が出るものではなく、元本割れなどのリスクもあります。
そのため、
「給料が上がらないから投資で取り返す」
という考え方には注意が必要です。
まず家計を把握し、生活防衛資金なども考えたうえで、余裕資金で長期的な資産形成を検討するという順番が基本になります。
Q5. 40代からでも年収を上げることはできますか?
A5. 年齢だけで決まるものではありません。
重要なのは、
これまでの経験をどう活かせるか
です。
40代なら、20年前後の仕事経験を持っている人も多いでしょう。
営業、管理、教育、交渉、専門知識、業界経験など、自分では当たり前だと思っている経験が評価される可能性があります。
まずは、
「自分には何もない」
と決めつけず、これまでの経験を棚卸ししてみてください。
Q6. 結局、最初に何をすればいいですか?
A6. 今日やることを一つだけ決めてください。
おすすめは、
「自分の会社で給料が上がる条件を確認する」
です。
それが分かっているなら、次に同じ職種・経験の求人をいくつか確認してみます。
そこで、
「今の会社に残る方がいい」
「転職も検討できそう」
「まずスキルが必要」
「会社以外の収入も試したい」
と、次の行動が見えやすくなります。
最初から全部やる必要はありません。
一つ確認して、一つ次へ進む。
それで十分です。
給料が上がらない原因が分かったら、次の記事へ
給料が上がらない問題には、
「これだけやれば全員解決する」
という方法はありません。
原因によって、次に取るべき行動が変わります。👇
転職した方がいいのか迷っている方へ
「今の会社では給料が上がりそうにない」
でも、
「本当に転職すべきなのか?」
と迷っている方は、転職する場合と残る場合を比較してみてください。
👉転職しないリスクとは?後悔する前に知るべき現実と今すぐできる対策👈
これからの働き方そのものを整理したい方へ
転職だけでなく、
会社に残る。
副業を始める。
スキルを身につける。
将来的に独立する。
といった選択肢まで含めて考えたい方は、こちらです。
👉「このままでいいのか…」40代サラリーマンへ|これからの働き方を決める5つの選択肢👈
会社以外の収入を小さく試してみたい方へ
「会社を辞めるつもりはない」
「でも給料だけに依存するのは不安」
という方は、本業を維持したまま副業を試す方法があります。
👆副業から始める脱サラ|40代でも安全に一歩踏み出す方法は「すぐ脱サラする記事」ではなく、会社員のまま小さく準備を始める考え方として読んでください。
将来のお金・資産形成を考えたい方へ
「収入を増やすだけでなく、将来に向けてお金も準備したい」
という方は、働き方とは分けて資産形成について整理してみてください。
👉40代の資産形成は遅い?今からでも間に合う失敗しない投資戦略👈
「何をすればいいか」は分かった。でも動けない方へ
方向性は分かってきた。
それでも、
「失敗するのが怖い」
「調べるばかりで動けない」
という方は、収入の問題より先に「動けない原因」を整理した方がいいかもしれません。
👉「会社を辞めたいのに動けない」40代へ|行動できない5つの原因と将来不安の正体👈
まとめ|給料が上がらないなら「待つ」以外の選択肢を持つ
給料が上がらないと、
「もっと頑張れば、そのうち評価されるかもしれない」
と考えることがあります。
もちろん、今の会社で頑張ることが間違いなのではありません。
今の会社に給料が上がる仕組みがあり、そこで成長できるのであれば、残ることも立派な選択です。
ただし、
何も確認せず「いつか上がる」と待ち続けること
とは分けて考えた方がいいでしょう。
今回紹介した対策は、
① 今の会社で給料が上がる条件を確認する
② 自分の市場価値を確認する
③ 今までの経験に新しいスキルを一つ足す
④ 会社以外の収入源を小さく試す
⑤ 支出と資産形成を分けて考える
の5つです。
全部を一度に始める必要はありません。
まず、
「今の会社では、今後どこまで給料が上がる可能性があるのか?」
ここを確認してみてください。
もし十分に上がる可能性があるなら、その条件を目指す。
難しそうなら、市場価値を確認する。
足りないものがあればスキルを増やす。
会社以外の収入を作りたければ、小さく試す。
将来のお金が不安なら、家計と資産形成を整理する。
このように一つずつ進めれば、
「会社が給料を上げてくれるのを待つしかない状態」
から抜け出せます。
私自身、会社以外で早く稼ぎたいと焦り、遠回りした経験があります。
だからこそ、
一発逆転を狙うのではなく、
今あるものを確認して、選択肢を一つずつ増やす。
この順番を大切にしてほしいと思います。
給料が上がらないと感じた今は、
焦って人生を大きく変えるタイミングではありません。
自分の収入を会社任せにせず、これからどう増やしていくのかを考え始めるタイミングです。
今日、まず一つだけ確認してみてください。
「今の会社で、私の給料が上がる条件は何だろう?」
そこが、次の一歩です。
40代人生逆転プロジェクト
今日の一歩が、5年後の人生を変える。
40代だから遅いのではありません。
何も始めないことが、未来の後悔につながります。
焦らなくても大丈夫。
あなたの未来は、
今日の小さな一歩から変えられます。
あなたの人生は、今日ここから動き始めます。



コメント